株式会社フレックスデザイン

DX推進に関する基本方針

制定日:2026年7月24日

1. はじめに

株式会社フレックスデザインは、橋梁・トンネル・道路附属物等の道路インフラ施設の点検・調査・設計を専門とする技術企業です。 東北地方を中心に、国土交通省・各自治体のインフラ維持管理案件を受託し、地域の安全と持続的なインフラ活用に貢献してきました。

少子高齢化による技術者不足、老朽化するインフラの増大、自治体の維持管理予算の制約——こうした社会課題に対し、当社はデジタルトランスフォーメーション(DX)を経営戦略の中核に据え、「技術とデジタルの融合」によって新たな価値を創出します。

2. ビジョン(将来像)

「AIと専門技術の融合で、東北のインフラを守る技術企業へ」

専門技術者がAIを使いこなすことで、点検品質の高度化・業務の大幅な効率化を実現し、より多くのインフラ施設を高精度・高速に維持管理できる体制を確立します。2030年までに、デジタル技術の活用を基盤とした新たなインフラ点検サービスモデルの確立を目指します。

3. DX推進の基本方針

(1)経営トップ主導のDX推進

代表取締役がDX推進の責任者を兼務し、自らデジタルツールの開発・導入を主導します。経営判断の迅速化と全社的なDX文化の醸成を図ります。

(2)全社員のデジタルリテラシー向上

全社員(11名)がAIツールを日常業務で活用できる環境を整備し、デジタル技術を活用した業務改善を継続的に推進します。

(3)業務プロセスのデジタル変革

点検業務における書類作成・工程管理・情報共有等の各プロセスにデジタル技術を導入し、業務効率の大幅な改善と品質の向上を同時に実現します。

(4)自社開発ツールによるコスト最適化

自社の業務特性に最適化したデジタルツールを内製し、外部ソフトウェアへの依存を低減するとともに、業務ノウハウのデジタル化・資産化を進めます。

(5)情報セキュリティの確保

全システムのデータ基盤にはクラウドデータベースを採用し、以下のセキュリティ対策を実装・運用しています。

  • 行レベルセキュリティ(RLS)の適用:全テーブルにRLSを有効化し、ログイン済みユーザーが自身に関連するデータのみアクセスできる最小権限ポリシーを設定
  • APIキーの安全管理:匿名キー・管理者キーを適切に分離管理し、定期的なローテーションを実施
  • 定期的なセキュリティ診断:設定上の問題がないかを継続的に確認・対処
  • 経理・財務ツールへの認証制御:金銭に関わるシステムにはログイン時のパスワード認証を設け、アクセスを制限

これらにより、データベースレイヤーから画面レイヤーにわたる多層的なアクセス制御と情報漏洩リスクの低減を実現しています。

4. 重点取組と成果

取組 成果
AIを活用した超短期・全社DX基盤の内製構築(2026年3月〜) 代表取締役がAI活用開発を開始から約10日間で11以上の業務システムを構築・稼働
代表取締役一人による全業務システムの自社開発(11システム以上) 経営・工程・点検・経費・財務・労務まで全業務のWeb化を外部委託ゼロで実現
国交省要領(R6.9版)準拠の道路附属物点検システム構築 要領準拠の自動保証・xROAD納品データの一括出力を実現
点検業務における業務支援ツールの導入 対象業務の所要時間を約80%削減(従来比約1ヶ月→5日以内)
9口座対応の日次キャッシュフロー管理システム開発 商用財務ソフトを代替・リアルタイム残高管理・事業計画対比を実現
商用ソフトウェアの自社ツールへの完全代替 有償ライセンス2本を解約・継続的なコスト削減
全社員へのAIアシスタント環境整備(Claude Team) 11名全員がAIを業務活用・AI × freee連携で人事労務もAI操作

5. 今後の計画

  • 橋梁点検 納品管理システムの開発・完成(2026〜2027年):現在断片的に実装中。点検の開始から納品まで一連の流れを一気通貫で処理できるシステムとして構築を進めている
  • 道路附属物点検に続き、橋梁・トンネル等の各点検種別でも調書作成〜データベース登録まで対応した業務支援ツールの整備拡充(2026〜2028年)
  • 蓄積した点検データの活用による予防保全サービスへの展開(2028〜2030年)

6. 情報開示

本方針および当社のDX推進状況については、自社ウェブサイト(https://www.frex-design.co.jp/dx)にて継続的に開示・更新します。